人によっては待ちに待ったであろう小型Surface、Surface Goの発売が決定し、日本での販売価格も発表されましたね。
Surfaceとしての使い勝手を継承しながらも、より持ち運びやすくなったことはモバイルシーンに大きな影響を与えることでしょう。
またサイズと用途が近いことからiPadキラーになるとの報道も多く見られます。

ただ自分はその見方には否定的で、iPadの牙城を崩すには至らないんじゃないかと考えています。


じっくり使うとわかる、windows10端末の弱点

自分はWindows10搭載の2in1ノート、HUAWEI Matebook eを愛用しています。
これがなかなかのスグレモノで、スマートフォンのシェアで先を行くメーカーだけあって、スマートフォン・タブレットの技術をモバイルPCに「活かしまくった」その使い勝手はかなりのものなのです。
それはほとんど同じコンセプトで先を行くSurfaceと同等、一部では上回っている部分もあるほどです。
それだけにWindows10タブレットのいい部分も悪い部分も十二分に感じられるものになっています。


タブレットの代わりを期待したが・・・

先述のとおり、Matebook eの使い勝手は大変素晴らしいものです。
打ち合わせ等で相手に画面を見せるのも楽でスマートだし、オプションのMate penの書き心地も上々で、手書きで色々できます。
スペースがないときに手持ちで色々できるのも強みです。

ただ、それでもこの端末に強い不満を持ちました。
それは「タブレットの代わり」にならなかったことです。

Surfaceを凌ぐタブレット的要素を持った端末ですから、PCとしての利用に加えてタブレットの代わりになることを当初は期待していました。
それこそ、持っているAndroidタブレットが不要になってMatebookだけ持ち歩くシーンが増えればいいと目論んでいました。

しかし、結果から言わせてもらえれば答えは「NO」。
今もAndroidタブレットはMatebookとは別に手放せないままです。


致命的なアプリの貧弱さ

タブレットの代わりにできなかった理由。
それはサイズが大きすぎるからとか起動が面倒だからとかではありません。
大きさは許容範囲でしたし、起動は早く指紋認証も一瞬で、そこは障害になっていませんでした。
致命的だったのはWindows10向けのアプリストアが貧弱すぎたことです。

やはりタブレットとして移動途中などに使うのに機動力はかかせません。
それにはサイズや起動の早さも関わってきますが、一番は情報へのアクセスの簡便さが重要です。
そのためにはそれぞれのサービスに対して専用アプリでアクセスするのが最善です。
だからこそiOSやAndroidはそのシステムをとっているわけですし。

もちろんフルWindowsにおいては、あらゆる情報にソフトウェアやブラウザからすべてアクセスできますが、やはり「タブレット的利用」シーンにおいては手間を感じざるを得ません。
なので、やはりフルWindows入りのタブレットにおいても、各サービスにはアプリからアクセスしたくなります。

またアプリシステムで動いてないと通知が思うように来ないというのもデメリットです。


アプリの数少なく、あるものも使いづらい

しかしそのアプリストアの品揃えはお世辞にもいいとは言えず、主要サービスの一部さえアプリがないこともあります。
またアプリがあったとしてもiOSやAndroidのものと比較して、機能が限定的であったり、使いづらいといったことが少なくありません。
先述の通知についても、アプリであるにもかかわらず満足に来ないものもあります

そのあたり8から10になり、その後もアップデートを続けるなかで改善が見込まれるかなと思っていましたが、今のところそういったことはなさそうです。


結局タブレットが別途必要に

そういった簡便なアクセスの不足から、やはりパッと取り出してさっと確認したりするのに向かないというのは、はや数日でそう思ってしまいました。
結局Matebookを持ち歩く日でも、タブレットは必ず持ち歩くようになりました。


小さいサイズでもそのデメリットは変わらない

そしてSurface goですが、魅力的な端末ではあるものの、サイズが違うだけでフルWindows10搭載の2in1端末であることに変わりはなく、そのメリットもデメリットも基本的には同じです。

そのためipadを利用している、またこれから利用したいと思っている人達が求める機動性・情報アクセスの簡便性に劣るSurfaceはそのニーズには応えられないのではないでしょうか。


Surface go自体はいいプロダクトである

色々と言いましたが、Surface go自体は素晴らしいプロダクトだと思います。
サイズダウンしたSurfaceは、ユーザーから求められていたものではありますし、モバイル性を高めたことでより魅力的になったと思います。

ただ、前述の理由によりiPadキラーにはなれないというだけです。
モバイル性の高いPCがほしいユーザーには人気が出ると思いますが、iPadを愛用していたり購入を検討しているユーザーとは重なってこない可能性が高いです。

もちろんアプリが充実することによってその不満も解消される可能性はあります。
ぜひアプリを充実させ、真の2in1端末として強力なiPadキラーになってもらいたいものです。