以前このブログでも紹介した、漫画全巻が読める電子書籍端末「全巻一冊」。
その時はこうお伝えしました、なかなか魅力的でありながら一タイトル専用と考えると端末代が高いと。
できればこの状態のままコンテンツが入れ替えられればめちゃくちゃ欲しいと。

それがまさかですよ。
まだ数回しか書いてないこのブログを読んでくれたんじゃないかってぐらい、ドンピシャな方向へ進化したようです。
(読んでないと思いますけどね・・。同じように思った人が多かったんでしょう)

全巻一冊 — 革新的な電子マンガ体験


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本体とコンテンツが別になった

ここが一番やってほしかったところです。
本体はコンテンツと切り離されて別になりました。
そしてコンテンツはコンテンツカセットを購入して差し込む方式に。
コンテンツカセット(SDカード)っていうのが良いですね。
ストアとかダウンロードとか通信とか気にしなくていい。
そこにオンラインを挟んでしまうとかなり良さが失われてしまいます。
ほんと、良くわかってらっしゃる。


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コンテンツカセットは紙表紙つきのケースに

コンテンツカセットは本体と同様のサイズのケースに紙表紙がついた状態で販売されます。
これもまたいいですよね、"本"然としていて。
これが小さいケースに入れられて販売されるとそれもまた魅力が失われてしまいます。
本棚に本として並べておけて、しかも一冊分なのでそこまで場所を取らずコレクションできるのが嬉しい。


コンテンツは他媒体で買うのと変わらない価格に

価格も以前紹介した際には、1コンテンツに端末代が乗るので高すぎると言いましたが、もちろんそれは解消。
端末代そのものが35,000円しますが、それは当然そのぐらいはするかなと。
そして肝心のコンテンツの価格は、今出ているシティーハンターを例にしてみますと 全32巻分のコンテンツカセットが19,700円。
ちなみにAmazonのKindle版だと1巻が583円です。
全巻購入すると583円×32巻で18656円になります。
カセット代と上質で丈夫な表紙が付いてくることを考えるとほとんど同じコストで購入できますね。
これはかなり素晴らしい。

本屋の復権のきっかけになってもらいたい

前にも触れましたが、これは本屋の復権に役立つと思います。
物(本)として売ることができるものなので、本屋に並べることができるからです。
場所を取りやすく、網羅するのがスペース的に難しくなりやすい漫画が1冊分でいいのは大きなメリットです。
これが普及してコンテンツが増えれば、小さな本屋でもかなりのタイトルの漫画を扱うことが可能となります。
(かならずいっぺんに買わなければいけないというデメリットもあるにはありますが)
実際今回ネットでの通販は行わず、蔦屋書店等での予約販売のみ行うようですし、それが広がっていけばいいのではないでしょうか。
特に品揃えでネットに後塵を拝した部分が大きいと自分的には思っているので、そこで対抗できるのは大きいかと。
リアル書店がネット書店に課税しろなんて後ろ向きで馬鹿な提案をしているようですが、そうではなくこういったものを扱ったりと魅力で対抗していかなければいけないと思います。


もう少し要望も言ってみる

ほんと文句のつけようのないプロダクトなんですけど、欲張ってもう少し要望を言ってみたい所もあります。
それは漫画以外のコンテンツも扱ってみてほしいということです。
今の所これは漫画専用のプロダクトという位置づけのようですが、ぜひ通常の書籍のようなものも扱ってみてくれないかなと。
全巻一冊で扱うのがむずかしいなら、類似のプロダクトを用意するとかで。
例えば上中下巻ぐらいのコンテンツだと微妙かもしれませんけど、小説でも指輪物語全巻とかハリーポッター全シリーズとかそういうくくりなら可能だと思うんですよね。
あと全集なんかもいけると思いますし。
なにより電池&カセットというデジタル過ぎないプロダクトなので、電子書籍に触れたことのない高齢者などを引き込めると思うんです。
ぜひ検討してもらいたいなぁ。


とにもかくにも、現実的に使い勝手のよくなった全巻一冊は買いだと思いますね。