自転車のベルってありますよね。関西だと「チリンチリン」なんて呼ばれ方もしてるアレです。あれを道を歩いているときに「どけ」とばかりに鳴らされて腹がたつことがあります。つい先日も、ゆっくり走れば余裕で抜けられる場所で鳴らされてかなりムッとしてしまいました。

他人を押しのけてまで快適に走ろうとする根性がさもしいわけですが、そもそも道路交通法によって譲らせる目的でベルを鳴らすことが違法なんですよね。ベルは基本的に「警笛鳴らせ」の標識がある場合か危険を防止するためにやむを得ない場合しか鳴らしてはいけません。前方の自転車や歩行者に進路を譲らせるためにベルを鳴らすのは、一応2万円以下の罰金又は科料が科せられるれっきとした違反です(まあ実際そこまで厳しく取り締まられているのは見たことありませんが)。

そこまで知っていなくとも、自動車にしろ自転車にしろ、歩行者と混在する場所においては基本歩行者は優先です。それすら知らないのか知っていて軽視しているのかはわかりませんが、どちらにせよそういう意識が薄いからあの「チリンチリン」を鳴らしてしまうんでしょうね。

もちろんこれを解決するために、自転車の利用者に道路交通法をきちんと覚えてもらって、横暴な運転をさせないことが正しい筋道だとは思います。ただそうはいってもなかなか取り締まられないものに対してそこまで遵守するとも思えませんし、そもそも免許化でもしないとちゃんと覚えないというのもあるでしょう。

そこでふと思いつきました。自転車のあの「チリンチリン」と鳴るベルそのものを禁止してみてはどうだろうかと。気軽に鳴らしやすく威圧感もないベルだからこそ、使ってはいけないシーンでも簡単に使ってしまう側面があるんじゃないかと。

ベルタイプのものは全面的に禁止して、自動車のクラクションみたいに激しく鳴るホーンタイプのものを使わせて、それのみを認めるようにするんです。そうすると本当に危ないと思う時以外には使いづらくなりますよね。「ちょっとどいて欲しい」ぐらいの気持ちで鳴らす人がほとんどだと思うので、そこでホーンを鳴らしてしまうと「そこどけ!」みたいな感じがしてかなりカドがたちますから、大半の方は躊躇するはずです。もちろんそれでも使うような残念な人はいるでしょうが、そういう人は警音器そのものが無くなっても声でどけとか言っちゃうぐらいどうしようもないと思うので、ほっといて適宜摘発するほかないかと。

もちろんかなり非現実的ですし、実現は難しい案ですが効果はありそうじゃないでしょうか。
以上、ちょっとした妄言でした。