SoftBankのロボットであるPepperのレンタル契約が3年の期限を迎え、そのほとんど更新されない中、はま寿司では非常に役立っているというニュースについてのコラムが出ていました。



ペッパー君はAIの対応が物足りなかった

Pepperがはま寿司で活躍しているという報道は既にいくつか出ていますね。
というかペッパーを活躍させるにはこれしかないよねという感じがします。
その原因はAIの物足りなさにあります。
当初打たれていたTVCMなどではPepperはさも高度な会話をこなすかのように演出されていたように記憶しています。
しかし蓋を開けてみれば、定型的な会話以外はほとんどできず、理解できないと問いかけにも無視する始末でした。
またなまじっか胸にタブレット端末を仕込んだせいで、「結局そっちで操作しなきゃいけないのか」みたいなお粗末なことになっている現場も少なくなかったと思います。

そもそも採用した企業の担当はこのことをきちんと把握していたのでしょうかね。
それともいったん話題にして来客の契機につながりさえすればいいと考えていたのでしょうか。
(そうだとしても結果はそうそうに飽きられて、見込んだ効果以下だったと思いますが)

高度な接客はできなかったが、決まった対応なら使える

とまあ、そういったわけで「様々なパターンの会話を必要とする高度な接客係」を見込んで採用したところでは使い物にならなかったわけです。
特に店内をぶらぶら見ているような客を捕まえて、会話をするとなると相当のパターンが考えられ、それに対応することができていませんでした。
その一方でもちろん用途に合わせたカスタマイズは可能て、AIが搭載されていることである程度定型のやりとりをこなすことは得意としていたわけです。
そういう意味ではま寿司の利用方法は「唯一の正解」を探り当てたと言ってもいいでしょう。
人数を確認して、案内をするだけに特化すればこれほど優れたロボットはないかと思います。
自立移動するので自ら聞きにいってくれるし、顔認証で会話をしている感じは出る、案内ももちろん問題なくできるわけで。
逆に言えば他でも「案内ロボット」として使えばpepperには使い道があるということになります。

AIが複雑な会話をこなすにはまだ時間がかかる

それ以外で役に立つようにしようと思うのであればpepperはAIにかなりのブラッシュアップが必要になるかと。
とはいえ一般で扱うことのできる会話型のAIでも進んでいると思われるGoogle assistantなどでも、まだまだ高度で複雑な会話の認識は難しいのが現状です。
AIにおける研究の記事やインタビューを見ている限りでも、AIにおける機械学習は所定の作業をこなしていくのには向いていても、きわめて人間的な複雑な会話を行うというのはかなり難易度が高く、まだまだ時間がかかるとの見方が一般的です。
なのでそこにはまだあまり期待できそうにないので、やはりその特性を見極めた使い方を模索する必要があるのではないでしょうか。

・・そもそも見た目をもうちょっと人気が出るデザインにしたほうがいい気もしますけどね。