久しぶりにプロ野球のネタを。

今季のストーブリーグの話題と言えば、やはり巨人が内海と長野を放出した事が一番ではないかと思います。
それこそ、その元となったFA加入の丸と炭谷、またその他チームのFAの話題が薄れるほどのインパクトではなかったかと。

で、もちろんコレに関しては色々と言われて紛糾しています。
チーム愛があってかつ人気もある生え抜きを簡単に放出するとは何たることだ
それぞれがチームのまとめ役的な人物だったのにどうするのか
功労者を簡単にプロテクトから外してしまっては他の選手にも不信感が生まれる
とかですね。
勿論他にも色々ありますが、そんなのは掲示板とかTwitterかなにかで嫌ほど見れるのでそちらでご確認ください。

で、一方そういった意見に対する反論もあるわけです。
活躍の場が限られる、構想の外にいる選手はドライに切り捨てても良い
チームの若返りにつながるから結構だろう
チームに不信感というが、プロなのだからそんなことは関係なく勝てばいいだけ
とかですかね。

要は、巨人の判断を養護している方の意見としては「今回の放出が駄目だとしている意見は感傷的な部分に過ぎず、戦力としては問題ない」というのが多いのです。
また実際放出したわけで、巨人のフロントもこちらの意見に近い考えと思っていいでしょう。
で、それがどうなのかというと自分的には「無いな」と。
もっと言えば自分は虎ファンなので、今回のことで巨人は弱くなってしまう可能性を多分に秘めていると見ていて、来シーズンはあまり恐れなくていいのではと感じているんです。

まず「若返り」云々は論外です
散々言われていますが、人的補償で出しておきながら、その反対でベテランも獲りまくってるので当然です。

「戦力として計算できない」も論外でしょう。
全盛期ほどではないにしても長野の昨シーズンの成績は十分すぎるものでしょう。
勝負強くもあり、虎ファンとしても打席に立たれると今でも非常に嫌な感じのするバッターでした。
それ以上の成績を確実に計算できる外野もろくにいない(もちろん丸は加入しましたが)のに、そこを他の選手で埋めるとしたら博打もいいところです。
内海にしたってかなり衰えは目立ってきていましたが、昨シーズンで5勝5敗とベテランとしては十分計算できる成績です。
今の巨人が投手王国ならまだしも、菅野以外は割と微妙なのに外せる状況ではないでしょう。
そんなわけで戦力としても悪手でしょう。

もちろんこの戦力の話に関してはもっと詳しい元プロや野球記者の方々の解説を見たほうが、より詳細に知れます。
なので私が一番に言いたいのは「チーム力」の話になります

「選手に不信感が」対「いやいや彼らはプロだから関係ない」の部分ですね。
で、先に結論から申しますと、「チーム力や選手のプレーに影響は大アリ」だと思っています
勿論お金もらって野球やってるプロ選手ですから、それで腐って練習しない選手なんていません。
そしてさらに成績が自分の年俸に反映されますので、試合で手を抜いたりする選手もいないでしょう。
それは当たり前のことです。
しかしながら心のどこかにチームに対する不信感を持ってしまえば、それがプレーに影響しないと言えるでしょうか?

その部分においても「プロだから」という理屈が通ってしまいそうですが、そうじゃないと自分は考えます。
それこそ角度でいえば1度、高さなら1ミリ、タイミングならコンマ1秒違うだけで結果が変わるのがプロの世界です。
心理のどこかにあるその「不信感」という枷がその1度、1ミリ、コンマ1秒に影響しないと言い切れるのかということです。
鍛えてそれらを突き詰めるのは勿論ですが、最後の最後の部分は本人の気持ちで微妙に影響される部分であり、それらがプラスに影響しているのが「ノッている」「ゾーンに入っている」状態だと考えます。
その上で、そういったプレーの微細な部分に影響するかもしれない大きなマイナスのイメージを、多くの選手に抱かせかねない選択はチームマネジメントとして悪手だということです。

そして逆に、そこの部分を上手くやっていて、フォア・ザ・チームの精神を持った上で個人個人の選手がのびのび輝ける環境があるからこそ今の広島や西武といったチームは強いのだと思います。

今回巨人がこのような事態に至った経緯に関しては憶測で色々言われていますが、そこについては確固たるものが何もないので言及は避けます。
ただ一人の阪神ファンとして、来季の巨人に怖さを感じていないことは事実です。

またこの「内に秘めたるメンタルがプレーに影響する」という持論に関しては応援する阪神においても言及したいことがあるのですが、長くなりそうなのでまたの機会にしたいと思います。